欧州で如何にして早く効果的に特許権を取得するか? --- 早い、安い、強い特許権を目指して ---- 本講演では、以下のトピックを中心にお話頂きました。 欧州の国々で特許保護を得るために、多くの日本の出願人は欧州特許条約下で欧州特許出願を利用します。しかしながら、自分自身の欧州特許ポートフォーリオを作る戦略を考えるときではないでしょうか?この講演会では幾つかの注意事項やノウハウが紹介されます。 1)ドイツ特許/実用新案の紹介 欧州特許システムとの比較を解説して頂く予定です。ドイツ特許/実用新案の幾つかの特徴に焦点が当てられる予定です。特に、ドイツ特許/実用新案の権利侵害訴訟を考慮した特許ポートフォーリオを作るべきでしょう。ドイツ実用新案は「鋭い刀」とも言われるかもしれませんが、海外のお客様にはあまり知られていません。 2)特許審査ハイウェイ(PPH) 日本/ドイツ、日本/英国、日本/EPO 上記国々のPPHの簡単な説明がされます。PPHの審査タイムラインが説明され、御参加の皆様は、最初のオフィスアクションまでどのくらいかかり、どのくらい早く応答しなければならないか、そして、出願人は期間延長を得られるのかを知ることができるでしょう。もし日本の対応出願が認可されるとEPでの特許性の要件に違いがあるかもしれません。 3)特許審査における違い−ドイツ及びEPOにおいて質と速度は? ドイツの審査官とEPOの審査官の何れがより出願人に親切でしょうか?かれらは、同じデータベースを使用していますか?認可された出願(ドイツ出願又は欧州出願)はドイツ特許庁においてどれくらい早く登録されるでしょうか? 4)ドイツ特許庁とEPOにおける進歩性 「プロブレム-ソルーション・アプローチ」、「クッド-ウッド・アプローチ」、「行間を読む」とは何でしょうか?またそれに対する効果的な応答は?例題と練習が与えられます。 講演は基本的に英語で行います。相川がモデレータをしますので、英語の苦手な方も御安心下さい。 講師: 欧州弁理士 Dr. Robert Fichter 先生 プロフィール Robert Fichter博士は、ドイツ特許弁護士、欧州特許、商標、意匠弁護士であり、Dennemeyer & Associates法律事務所の取締役である。彼はまたDennemeyer S.AのCTOでもある。 Dennemeyerグループにおけるこれらの職位の前は、Fichter博士は、Munich特許法律事務所のパートナーであった。 ミュンヘンのTJ Group GmbHでは、彼は、知的財産ソフトウェアのためのユニットを率いていて、知財マネジメントや知財モニタ・ソフトウェアの開発、そして、知財コンサルの責任者であった。 1996年及び2001年の間、彼は、3M ESPE AGで特許及びライセンスの専門家として雇われていた。そこで彼は、書類、知財、イノベーション・マネジメント、及び特許モニタのためのコンセプト及びアプリケーションを開発した。 彼は、その会社においてR&Dの広いプロジェクトの一部としてこれらを執行した。 所属事務所:Dennemeyer & Associates 主催:米国特許研究会 後援:オリオン国際特許事務所 日時: 2011年11月10日(木曜日) 午後6時半から午後8時半 場所: 日本弁理士会館地下1階 AB会議室 費用: 無料 ご質問は、弁理士相川までお願いします。 |
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